返ってきたミトラ通信

おおいなる調和を目指してしなやかに生きる。

思いつくままに8

人の営み。

この世に誕生して、
この世を去っていく。
それまでの一つの物語。
それが連綿とつながっている。

人に出会い、
与え、与えられ、
人の優しさに触れ、
人の厳しさを知り、
人と共にあることを体感し、
共に学び、共に遊び、
対話を重ねに重ねて、
世界観を創造していく。

平坦に進むばかりでなく、
時には、壁にぶつかり、
時には、穴に落ち、
時には、急な坂を登り、
時には、急に坂を転げ落ち、
もがいて苦しむ時代もある。

山を超え、谷を下り、
やがて広い大地に至り、
視野が格段に広くなって、
物事を向こうまで
容易に見通せるようになる。

その間に、
多種多様の知識を蓄え、
多種多様の感情が沸き起こり、
多種多様の経験を積み重ねる。

時代が変わっても、
普遍的なものは存在し、
伝えるべきものを、
人の叡智を、
惜しげもなく伝える。

最後に、
この世の壮大な舞台装置から
消えていく。

屋根の雫が地面に落ちるまで。
その一時に似たようなもの。
宇宙の時間から見たら、
ほんの一瞬の出来事。

誰かがいつも側にいて、
誰かに助けてくれることもあれば、
誰もいなくなって、
誰も助けてくれなくなることもある。

冬の時代も楽しみ、春を喜ぶ。
夏を迎えて、秋に収穫する。

人の営みは、
いくつものサイクルの積み重ね。

他人の種によって子を宿し、
他人同士で子を育てる。
その子はまた他人に種を与え、
または他人の種を受け入れ、
新たな命を生み出す。

親は子へ、子は親へ影響を与え、
自分は他人に、他人は自分に、
互いに影響しあう。

そうやって、人は進化を迎えていく。

さぁ、いよいよ新たな時代が
始まろうとしているという。

古い概念があるから、
新たな概念が生まれる。
古い概念を学んだから、
新たな概念に移行できる。

いよいよ本来の自分を思い出し、
次のサイクルを営むがよい。
人の命は、長いようで短い。
身が朽ちるまで、
人の営みを楽しむことだ。