返ってきたミトラ通信

おおいなる調和を目指してしなやかに生きる。

ゆりかご

白く大きく輝く星から、
ゆりかごが発進した。
ゆりかごにはひとりの小さな赤ん坊が乗っていた。
そのゆりかごは地球に向かっていた。

ゆりかごは、ゆりかごを待っているパパとママの元へ到着した。
ゆりかごから出てきた赤ん坊を見て、抱いたママとパパは、大いに喜んだ。

「ようこそ、私たちのところへ。」
「生まれてきてくれて、ありがとう。」

とても祝福されて、今か、今かと、首を長くして、待ち望まれて生まれてきた。

生まれてきて、良かったんだね。
生まれてくる意味があるんだね。
本当は、愛されて、愛されて生まれてきたのに、
それをみんな忘れてしまう。

生きてていいんだよ。
いつかは死ぬから、死に急ぐことないんだよ。
生きにくい世の中だとしてもね。

私たちは、誰かに愛されているんだ。
行きとし生けるもの。
見えるもの。見えないもの。
誰かには必ず。

だからね、できるだけのことをして、
精一杯生きてみようよ。
あのゆりかごに乗って帰る日まで。