返ってきたミトラ通信

おおいなる調和を目指してしなやかに生きる。

Planet-11

宇宙転生センター。

 

とても大きくて、立派な施設で、圧倒される。

真っ暗な空間に、白亜の施設が浮かんでいる。

 

宇宙転生センターでは、星から星への転生と、星内での輪廻を一元管理している。

ここで、手続きして、正式に転生や、輪廻をするようになっている。宇宙転生センターを通らずに、星に生息する生命体に直接化けることは、禁じられている。

違反した場合には、罰則があるらしいという噂だが、それは説明がなかった。 

ちなみに、現地の生命体の要求に応じて、現地の生命体がアクセスしてきて、メッセージすることは許されているようだ。

 

ボクたちは、宇宙転生センターの中に入った。インフォメーションがすぐに認識できるところに配置されている。行先案内がインフォメーションに表示されている。

 

宇宙転生センターは、他の星に転生する宇宙転生部と、転生先の星の中で輪廻する星内輪廻部の2つに分かれているようだ。宇宙転生部と星内輪廻部は、入口が別々になっており、色別けされている。

 

宇宙転生部の入口で、IDを入力すると、宇宙転生部の扉が開く仕組みだ。僕たちは、塾から発行されたIDを念写して、扉をあけた。

 

宇宙転生部に入ると、さらに、何々系課、何々系課と別れている。これらの課は、それぞれ、フロアが異なっている。

 

  「太陽系課は、あそこだな。」

太陽系行き以外のクラスメートとは、ここで別れることになった。

みんな、個々に握手を交わした。そして、手を振りながら分かれた。

「それじゃ、みんな。元気でね~。」

みんな、それぞれの課に向かって、散らばっていった。

 

ボクは、火星行きと金星行きのクラスメートと一緒に、太陽系課に向かった。

火星行きのクラスメートとはよく話しているヤツだ。金星行きのクラスメートは、大事な場面で、いつもヒントを与えてくれた。特に、試験前にはいつも助けてもらってた。

 

太陽系課のフロアに向かおうとしたら、地球と火星と金星以外に、木星行きと、冥王星行きもいることを、ここで初めて知った。

 「やぁ、キミは地球に転生するんだね。尊敬しちゃうな~。ワタシたちは、木星冥王星に行くんだ。ワタシたちは太陽系に行く仲間だよね。いままでは、あまり話したことなかったけど、これからもよろしくね。」

「尊敬しちゃうだなんて、そんな・・・。みんな同じ太陽系組なんだね。よろしくね。木星冥王星で、役割が終わったら、次は地球においでよ。」

「地球もだけど、火星にも来いよ!」

「金星にもね。」

「あっはははははは。」

みんなで笑った。同じ系内に行くと思うと、不思議と仲間意識が強くなるものだ。

 

太陽系課は、手前から、太陽係、水星係、金星係、地球係、火星係、木星係と続いて、一番遠くに、冥王星係のカウンターがある。

 

金星係の前で、一人と別れ、地球係の前で、ボクが別れた。

「じゃ、みんな。また。」

 

そして、地球係のカウンターに進んだ。

「地球転生の手続きをお願いします。」

 

to be continued