読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

返ってきたミトラ通信

おおいなる調和を目指してしなやかに生きる。

Planet-6

「よぉ、今日は塾長のレクチャーだな。この間の続きだよな。地球の話だったよな?」
「そうだよ。地球の話。」

塾長のレクチャーは、言ってみれば、雑談のようなものだ。各星々を巡った旅行記みたいなものを、その星の変遷も交えて話してくれる。

「やぁ、諸君。元気にしとったようじゃな。目が輝いておる。うんうん。」
「さて、前回どこまで話したかのぉ?」

「前回は、"二足歩行の生物が滅んだ''というところまででーす。」

「そうか、そうか。強欲で滅んだところまでだったな。」
「それでじゃ、二足歩行の生物、これを人というのじゃが、地上では人が滅んだ。実はな、人が滅ぶ前にな、心あるものは、地下に逃げ隠れておったのじゃな。それで、地下で、独自に発展していった。地下で独自に発展して、新たな文明を開いたのじゃな。彼らを地底人というのじゃ。」
「それでな、地上で人が滅んだとき、地上は人が棲める環境ではなかったが、地球の力で徐々に環境が蘇ったのじゃ。」

「人が滅んだのなら、環境が戻っても、もう地上に人は住んでいないの?いなくなったの?」

「いやいや。地底人はな、地底で満足して暮らしておったのじゃがな、どこの世界にも、異端と言われるものがおってな。ハハハッ。」
「それでな、地底人の一部が地上に出てきて、地上でくらしはじめたのじゃよ。地上の大地の恵みに感謝を捧げ、大地と空に祈りを捧げ、地下の世界に慈しんでな。」

「やっと安心して人が暮らせる星になったんだね?」

「ふふ。しかしじゃよ。その星以外の生命体が、地球人として転生しないで、直接大地に降り立ち、やりたい放題にやった。その星には、直接介入しないという宇宙のルールがあるにもかかわらず、好きなようにな。その星に無い技術を教え、自らを崇拝させた。」
「地球人として転生したものもおったがな、麻痺した地球人と同調してしまうのが意外と多いのじゃな。」
「そうすると、またおかしくなるのじゃ。どっちが正しい!どっちが正しくない!といってな。争いを始めるのじゃな。」

「また滅ぶの?」

「そう。このままでは。でもな、地上の生命体が滅ぶのは、地球の意志でもある。地球が変容するために、それを妨げる存在、それについてこれない存在は滅ぼすというのもあるのじゃな。そして、それに伴って、人の成長も促せるというのもあるのじゃ。」

「地球への転生を希望するものは、地球の変容を助け、人の成長を促すのが大きな役割じゃな。役割は、1回の転生で達成できると考えてはならんぞ。焦ることは無い。」
「それから、地球へ転生した人は、あらゆる星からやってきとるぞ。」

キーン、キーン、キーン。

「今日はここまでじゃな。諸君、励めよ。」

こうして、地球の話は終わった。塾長からは、各星々の話を聞いた。

それから、数々のカリキュラムをこなし、卒業間近となった。そして、最終希望調査の日を迎えた。

to be continued