返ってきたミトラ通信

おおいなる調和を目指してしなやかに生きる。

Planet-4

宇宙船操縦のクラス。

 

宇宙船操縦クラスは、下級と上級がある。宇宙船操縦の初級クラス上級クラスの指導教官は同じだ。指導教官は、凛とした感じで、精悍な雰囲気を醸し出している。

 

「きみたちは、かつて、はるかはるかの大昔に勃発した最後の宇宙大戦Xがあったことは知っているな。そのような状況下にあって、全くの中立の立場をとった星があった。

なぜ、その星が、宇宙大戦に巻き込まれず、中立でいられたのか。それは、その星に住むものの集合の意志とその星自体の意志が、調和しており、ゆるぎない意志を持つことができたからだ。」

 

「その星の意志と調和の取れないものは、いずれかの立場をとる星に転出していった。自らの意志で転出したものもあり、スカウトされて転出するものもいた。中には拉致されるものもいた。いずれにしろ、星の意志と調和の取れないものは、そこには、いられないともいえる。」

 

指導教官は、中立の立場をとった星の出身者の末裔だ。塾長が、宇宙旅行をしたときに、この教官と会って意気投合したらしく、即決でこの教官を招へいしてきたと聞いている。

 

「教官!星の意志と調和の取れないものはそこにいられないということは、その星の意志を変えることができれば、星は違う立場になって、さらに違う意志をもったものたちが集まってくるの?」

 

「そうだ。すべては、エネルギーレベル、意識レベルに応じたところに安定する。これは、法則のひとつだ。きみたちも、それぞれがもつエネルギーレベルに応じたところで安定しているだろう。」

「それから、星の意志、これを変えることは簡単なことではないぞ。」

 

「どうやったら、星の意志を変えることができるの?」

 

「ふふふ。星の意志は、通常は変えることは難しい。ただし、その星に住むものの集合の意志を変えることはできる。だが、そこに住むものの集合の意志を変えようとするよりも、きみたちの意志の持ちかたの方がはるかに重要だ。」

 

「その星に住むものの集合の意志を変えたほうがよいかどうか、また、その変え方は、きみたちがその場で考えることだ。

正解は無い。君たちの出した答えの全ては正解だからだ。ひとつだけ言えることは、きみたちが転生していく星々の解と、きみたちの意志が一致したら、大成功と思えばよい。」

 

「ふーん。まずは自分の意志かぁ。」

 

「そうだ。きみたちの意志の持ち方は、宇宙船の操縦にそのまま反映される。

きみたちは優秀なパイロットだ。さぁ、実技を始めるぞ。まずは、前回の復讐からだ。あの小型の円盤を操縦してもらう。最初は誰からだ?」

 

こうして、宇宙船操縦の下級クラスが数回にわたり続いていた。

 

下級クラスは、宇宙船操縦の基礎となっていて、下級クラスの試験をパスするのは結構厳しかった。基礎ゆえに完璧が求められるからだ。小型宇宙船の操縦試験をパスすると、上級クラスが待っている。上級クラスの試験は、初級クラスが完璧だったので、比較的優しかった。

 

実は、宇宙船の操縦、コツを覚えた後は、面白くて、楽しくてたまらなかった。

楽しいことはすぐに上手になるものだなぁと実感した。

 

うふふ。塾長のレクチャーが楽しみだなぁ。 

  

to be continued